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2013.06.03 解体
夜、家の窓から外を見ると鹿がいた。

僕は思わず違法所持していた銃で鹿を撃った。

僕にはなぜか美人秘書が付いていて、冷静に証拠隠滅を手伝ってくれたが、

数日後ベテラン刑事(いかりや長介)が我が家を訪れ、

僕が犯人であることを証明されてしまう。

「あーこれからどうなるんだろう、ちゃんと銃所持許可とっておけばよかった。」

と立ち尽くした。

という場面で目が覚めた。

状況を把握するのにしばらくかかったが夢だったようで良かった。

銃所持許可申請に必要な書類もほぼ揃い、あとは精神科医の診断書を残すのみ。

そんな朝、役場に用事があって山を下りると、
有害鳥獣駆除で鹿を仕留めてきた人が来ているという情報を教えてもらい見に行った。

もっ〇り酒場でお会いしたハンターさんだった。

「これ、ほしかったらあげるよ。」と言ってくれたので
僕は「ありがとうございます!」と即答した。

ハンターさんがそのまま僕の家まで鹿を届けてくれるという事で、
山を登るだけで片道30分近くかかってしまうのにと感謝しつつ
僕は町での用事を終わらせてから帰宅した。

25
これが置いて行ってくれた鹿。
撲殺後、頸動脈を切って血抜きされている。

「さて・・・やるか・・・。」

実はまだ鹿の解体をしたことがない

土成に住んでおられるハンターのお師匠様と一緒に

イノシシは何度か解体したことがあるのだけども・・・。

まあ同じ哺乳類だから何とかなるだろうw

------------以下グロテスク表現注意-------------
①洗浄
 野生動物にはダニがいっぱい付いている。
 死後体温が下がると次の宿主を求めて一斉に這い出してくるので、
 ダニに付かれないように気を付けつつ洗浄しなければいけない。

 ダニは黒っぽいので白い装備と長靴、ビニール手袋で挑んだ。

 ・・・問題なく完了

②内臓を取り出す
 腹にナイフを入れて腹膜を破らないように内臓を取り出す。

 消化器系、膀胱を傷つけてしまうと肉に臭いが移ってしまって
 食べられなくなってしまうというかなり重要な作業。
 この時もダニの付着には注意する。

 ・・・問題発生

 皮を切ると腹膜はもうパンパンに膨らんでいて、内容物の臭いが立ち込めた。
 あばら側にも臭いが移っている。大丈夫だろうか・・・。
 作業自体は手間取りつつも問題なくできた。

③皮を剥ぐ
 鹿は首(または後ろ足)を吊って皮を剥ぐというのが一般的。
 臭いが移るので毛が肉に付かないように気を付ける。
 ここでもダニには注意。

 ・・・50点
 大きなテーブルがあったので今回は寝かせて皮を剥いだのだが、
 剥いだ後にテーブルの上でつるつる滑って毛のついた手袋で思いっきり触ってしまった。
 ちょっと傾斜があるだけでも、かなりやり辛かった。
 今度は吊ろうと思った。


④肉をはずす
 肩、腿、背肉、ランプに分ける。

 ・・・


 臭い・・・。


 肉の断面まで内臓の臭いが染み付いてしまっていた。


 超やる気減退。


 食えるんかなと思いつつ、とりあえず冷蔵庫にIN。

⑤残滓処理
 埋設処理する。

 内臓は風船のよう。
 吐きそうなほど臭かった。

---------------解体終了-----------------

片づけを終え、肉の臭いが心配なので1枚焼いて食べてみる。


・・・・


お、結構臭くない!いけるかも?



・・・・



あ゛~だめだw


後味最悪。


肉の中まで内蔵の臭いが染み付いていた。
以前お師匠様に食べさせてもらった鹿のタタキは、
臭みなどなくそれはもうとろけるようなおいしさだった事を考えると明らかに違う。

26
かたや、そんな事も物ともしない奴が一匹。

野生はすごいなあ、

前にライオンや虎が生きた獲物しか食べないという話を聞いて

死肉も食えばいいじゃん、もったいない。

と思った事があったが、十分新鮮だと思うこの肉でこの臭い。

僕はライオンさんと虎さんに謝らなければいけないと思った。


その後お師匠様に電話して状況を説明すると、

「殺してから10分以内に内臓は抜かんとあかん。」

ということで

臭いの付いた肉はもう使い物にならないそうです。

前からその話は何度も聞かされていたけれど、まさかここまで違うとは・・・

<お師匠様の話まとめ>
一、殺してしまったら血抜きはできない。(心臓が動かないので)
一、血抜きがすんだら可能な限り早く内臓を抜き取る。
一、内臓、毛をさわった手袋で肉に触れてはいけない。



要するに獣肉の味は

如何に適切に処理をするか

さらに遡れば

如何にして殺すか

もっと遡れば

如何にして捕らえるか

そこまで考えて狩猟をしなければならないという事。

奥が深い・・・。



24
かくして、かの肉は、

喜んで食べてくれる子のために干し肉となったのでした。

食べ(^・ω・^)放題
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